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執筆者の写真ファミリークリニック・せぐち小児科

ペンギンハウス 4月monthly news

鳥取県でも新型コロナウイルスのクラスターが発生するなど、流行が収まらず、保育園や学校もたびたび休園・休校するなど落ち着かない日々が続いていますね。

その他の病気の流行はありませんが、咽頭炎などでペンギンハウスを利用されるお子さんも少しずつ増えています。

現在、ペンギンハウスでは、入室時に必ず当院で抗原検査またはPCR検査を受けてから入室していただくようにしています。

朝お急ぎのところ時間がかかりご不便をおかけいたしますが、ご利用者皆様の安心安全を確保するため、ご協力をお願いいたします。


今回のマンスリーニュースはけいれん(ひきつけ)をおこしたときの対処方法について簡単にお話しさせていただいたきます。


熱が上昇する時に悪寒戦慄といって身体がガタガタ震えることがあり、よくけいれんと間違われます。意識があるかどうかみて、意識があれば大丈夫です。


〇対応と注意点

  ・けいれんに気づいた時、あわてて抱き上げたりほっぺたを叩いたり、揺すったり大声

   で名前を呼ぶ等刺激しない。

  ・仰向けに寝かせたら顔は横向きにし、呼吸しやすいように 衣服をゆるめる。吐くこ

   とがあるので、その時は身体を横向きにして吐かせる。(最初から身体を横向きにし

   てもよい。)

  ・絶対に口の中に物(スプーンや割りばし等)や指を入れない。(口をふさいで窒息し

   たり、口の中を傷つけたりするおそれがある。)

〇観察ポイント

  ・何時何分から何分間

  ・意識状態(呼びかけに対する反応)

  ・顔色、チアノーゼ

  ・手足の動き方、目の向き、左右差

  ・けいれんがおきた時の体温


★こどもの5~10%くらいはけいれんを経験すると言われています。

 5~10分以内のけいれんで命にかかわることはほとんどありません。

 けいれんが落ち着いたら速やかに医療機関を受診して、上記の様子を医師に告げてくださ

 い。

 もし、10分以上続く、繰り返す、顔色や唇の色が悪いのが続く、呼びかけに反応しない

 い、意識が戻っているかどうか判断できないなどの時は、救急車を呼んで下さい。 

 

 

 


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